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  • 執筆者の写真Rajasthani Madhu

私が憧れたのは30年前のラージャスターン❷ ~とその第一歩。

ここまでのお話はこちらの記事へ




それからこの踊りがインドのラージャスターンという地域のものだということがわかった。

当時はまだガラケーだったり、PCはあったもののあまりネット検索するという頭がなかった。


私は札幌中のインド料理店に足を運んで、「この踊りをしている人を知らない?」と店員さんに聞いてまわった。


今でこそわかるけど、彼らはほとんどがネパール人だったので、わかる人がいるわけもなくあっという間に半年が過ぎた。


その間はひたすらYOUTUBEであの時の動画を見て真似をしていたが、

長いロングスカートで踊っている少女の足の動きはダンス未経験の私にはどうにも理解できなかった。


旋回の仕方もわからなくて、3回まわると吐き気がする程具合悪くなっていた。

(それが今では4-5分間ほどまわれるようになったという話をいつも新人さんにしています)


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2011年、再びタップダンサーのSAROくんが札幌へライブにやってきた。


「SAROくんのあの時のあの一言で私はこの踊りを見つけたの!これやりたいの!」とライブ終わりで疲れていたであろう時に笑 長々と動画を見せて説明した。


その時はさすがに彼も情報はなかったものの、数日してから連絡があり、

「東京でラジャスタンの踊りやってるところ見つけたよ!連絡してみなよ!」と教えてくれた。


さすが東京!!!!と、私はその教室にすぐに電話をして自分の熱意を伝えた。

と同時に、ダンス未経験であることの不安もお話させていただいた。


熱心に聴いてくださったその教室の講師からの

「情熱があれば大丈夫です」という希望の言葉を胸に、私はあっさりと上京を決めた。


「私ダンサーになる為に東京に行ってくる!」と家族や友人たちに告げて、

2012年3月大雪の日に、私はひとり札幌から東京へと移り住んだ。


友人はクラブで踊り狂う私の姿を見ていたからまだ驚かなかったかもしれないけど、

両親は寝耳に水だったんだろうなぁ。


でも誰一人、私のこの突然の無謀とも思える夢を否定するひとはいなかった。

あの時応援してくれたみんな、ありがとう。



=上京前夜、2012年3月9日 札幌PROVOにて=













つづく

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